「切れば血の出る現実を深く覚えておられる神さまに」
- 佐々木 優
- 3月2日
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2025年3月2日(日)
テキスト:マタイの福音書6:12節(新約聖書10頁)
12節「私たちの負い目をお赦しください。私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦します。」
「負い目」と訳されていることばの意味ですが、それは「借金」のことです。ただし、アラム語で、負債と罪を同じことばで表現したという背景があるようなので、罪の負債、自分が赦してもらう必要があるものという意味にも解釈ができるようではありますが・・。
「負い目のある人」とは、「借金をしてる人」「負債者」「債務者」と借りのある人のことを意味します。ルカ11:4の「負い目」も同じような意味です。
山上の説教を聞いていた人たちは、不遇な中にあった人たち、不条理で苦しんでいた、病で苦しんでいた人たち、ローマ帝国の圧政下で、先祖代々の土地(ヘブル人にとってはいのちを表すものであった)を借金の担保として取り上げられ、その土地で小作人として働かされるという屈辱に耐えていた人たち、今も泣いている人たちでした。
イエスさまは、当時の人たちが感じていた苦悩、涙、悔しさ、不条理感を知りぬいていて、私たち人間には見えない世界で豊かに働いておられる神さまが、私たちが生きる現実、切れば血の出るような現実の見える世界にも深い関心を寄せていて下さるから、だから現実のこともこのように祈りませんかと言われたのです。「私たちの負債をなかったことにして下さい。私は自分に借金をしている人たちを免除してあげましたから」