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「主は私のたましいを生き返らせ」

  • 佐々木 優
  • 2024年1月14日
  • 読了時間: 2分

2024年1月14日(日)

テキスト:詩篇23篇3節前半 (旧約聖書954頁)

 

 3節前半「主は私のたましいを生き返らせ」

 人間は活動することによりたましいが置き去りにされてしまう。安息日、現在の日曜日は、たましいを生き返らせる必要があるとして定められている。

 ①神様が休まれたから

 創世記2:2「神は第七日に、なさっていたわざを完成し、第七日に、なさっていたすべてのわざをやめられた。」

 出エジプト16:29~30「心せよ。主があなたがたに安息を与えたのだ。そのため、六日目には二日分のパンをあなたがたに与えている。七日目には、それぞれ自分のところにとどまれ。だれも自分のところから出てはならない。それで民は七日目に休んだ。」

 神様は創造の御業の7日目に、ご自分の仕事から離れ、自分のたましいを生き返らせた。私たちにとっても、安息日はたましいを生き返らせる日なのである。

 ②労働は私たちの幸せのためにある

 労働は創世記によれば、アダムとエバが善悪の知識の木の実に手を伸ばしたことによる神様の罰ではない。人間は神様によって労働するように創造されているというのが聖書のメッセージである。よって、働くことができるのは幸せなのである。しかし、人間は活動することにより、結果、たましいが置き去りにされてしまうという現実があるので、たましいを生き返らせる必要がある。

 ③神様と共に再創造する時たましいは生き返る

 余暇はリクレーションと言うが、re-creation それは、再び創造するということである。人間が創造的に生きていると、その姿こそが神様の御心だと聖書は教えている。神様と共に再創造する時、たましいは生き返るのである。

 

 老年になったダビデは、ダビデの先の王、サウル王から命をねらわれ逃亡生活をした時、自分の子であるアブサロムの軍隊に何度も何度も追われたそんな時でも、神様と一緒に何かを生み出そうとする再創造の時が与えられ、たましいが生き返ったことを回顧し、「主は私のたましいを生き返らせ」との詩を書いたのではないだろうか・・。

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