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「そのままでいいよを伝えるために」

  • 佐々木 優
  • 2月15日
  • 読了時間: 3分

2026年2月15日(日)

テキスト:ルカの福音書4:38~44 (新約聖書117頁)

 

イエスさまが地上におられた時の活動の目的は「神の国の福音を宣べ伝える」(44節)ためであったと言えるでしょう。神の国とは、一人一人の存在と尊厳がそのまま認められ、温かい寄り添いがされる場です。そしてそれを引き継いでいるのが教会です。

 イエスさまは失敗や罪を責めることもなく(ヨハネ8章の姦淫の現場を押さえられた女性、等々)、信仰が足りないことを指摘することもなく、「そのままでいいよ」と、ただその存在を認め、温かく寄り添われました。

 イエスさまは、律法を守れば祝福されると教え込まれていた当時のユダヤの民に神の国とはそういうところではないのですよと福音(良い知らせ)を伝えに来られたのです。

 本日の聖書箇所から以下の点を覚えたいと思います。

〇律法は尊厳を回復しましょうというメッセージ

安息日にシモン(ペテロ)の姑の癒しがあった(ルカ4:38~39)。安息日に癒しを行うのは当時のパリサイ派的律法の律法違反だったが、イエスさまは人間の生活の現場を大切にされ、律法違反を行った。

「安息日は人のために設けられたのです。人が安息日のために造られたのではありません。」    (マルコ2:27)神さまは人間の尊厳の回復のために安息日規定を設けて下さいました。

 〇一人一人を大切にされたイエスさま

40節「日が沈むと、様々な病で弱っている者をかかえている人たちがみな、病人たちをみもとに連れて来た。イエスは一人ひとりに手を置いて癒やされた。」イエスさまは私たち一人一人、各々の生きている現場を大切にして下さり、丁寧に寄り添って下さる。

 〇41節「また悪霊どもも、「あなたこそ神の子です」と叫びながら、多くの人から出て行った。イエスは悪霊どもを叱って、ものを言うのをお許しにならなかった。イエスがキリストであることを、彼らが知っていたからである。」イエスさまは、病の癒しが悪霊を使って行っているというような嘘がばらまかれ、神の国の良い知らせが歪められるのを防がれた。

 〇疲れた時は休みましょう

42節「朝になって、イエスは寂しいところに出て行かれた。群衆はイエスを捜し回って、みもとまでやって来た。そして、イエスが自分たちから離れて行かないように、引き止めておこうとした。」

 イエスさまも疲れたから休みたかったのでしょう。その回復のために寂しいところに行って一番大好きな神さまに色んなことを話したかったのでしょう。

 〇43節、44節「しかしイエスは、彼らにこう言われた。「ほかの町々にも、神の国の福音を宣べ伝えなければなりません。わたしは、そのために遣わされたのですから。」そしてユダヤの諸会堂で、宣教を続けられた。」イエスさまは、神の国は一人一人の存在と尊厳がそのまま認められ、温かい寄り添いがされる場であることを伝えるために来られたのです。

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